有事のドル買い/有事のドル高

英語には当てはまる言葉はありません。1990年代まで株や為替(FX)の相場関係者に用いられた相場格言の一つです。戦争や天災などの有事の際には、基軸通貨であるドルを買うのがセオリーだというものです。有事のドル高とも呼ばれます。

 

実際、過去にはイラクのクウェート進行や中国の天安門事件の際には、ドル買いが起こりました。しかし、今井先生が本文で詳細に解説されていますが、9.11として知られる2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件以降は、有事のドル買いはあまり聞かれなくなりました。反対に有事のドル安が起こるようになりました。

 

先生によると、アメリカ本土、特に金融の中心地であるウォール街(広義の意味です)が攻撃されたことにより、その通貨であるドルの信用も落ちたということだそうです。

 

米国は1776年の独立後、一度も国土を侵犯されたことがありません。しかし、911テロでは、国防の象徴であり、五角形状の形状で五角形を意味する”ペンタゴン”の愛称で知られるアメリカ国防総省の本拠地にまで攻撃を許してしまったということも世界に衝撃を与えました。

 

現在では、有事の際にはスイスフランや円が買われることが多いようです。しかし、2018年5月以降、2020年1月現在まで、リスクオフ時にもドルがなかなか崩れない状況が続いています。有事のドル高が蘇ったかのようです。

 

実際、有事=リスクオフの際に買われる金が株式やドルと共に買われるという今までの常識に反する動きが見られたのが2019年の特徴でした。

 

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